京阪・洛楽で行く夏の京都!下鴨神社みたらし祭と祇園祭の余韻を楽しむ日帰り旅

夏の京都といえば、祇園祭を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今回は京阪電車の快速特急「洛楽」に乗って、下鴨神社の「みたらし祭」と祇園祭の名残を感じる四条周辺、そして歴史ファン必見の本能寺をめぐる日帰り旅に出かけてきました。暑い夏だからこそ味わえる京都の風情をたっぷりお伝えします!

京阪快速特急「洛楽」で快適な京都旅のスタート

大阪から京都へ向かう際、私がいつも愛用しているのが京阪電車の快速特急「洛楽(らくらく)」です。淀屋橋駅や京橋駅から乗車でき、途中の停車駅が少ないため、出町柳駅まであっという間に到着します。その名の通り「楽に洛(京都)へ」というコンセプトが素敵ですよね。

洛楽の魅力は何といってもその快適さ。プレミアムカーを利用すれば、ゆったりとしたリクライニングシートで移動時間を優雅に過ごせます。車窓からは宇治川や京都の街並みが流れ、旅の期待感が高まります。朝の涼しいうちに出発すれば、一日をたっぷり京都観光に使えるのも嬉しいポイントです。今回は朝10時頃に淀屋橋駅を出発し、約50分で出町柳駅に到着しました。なお、洛楽は主に土日祝日の運行なので、お出かけ前に運行日をチェックしておくと安心です。プレミアムカーを利用するには、事前予約必須です!予約はこちら

下鴨神社「みたらし祭」で無病息災を祈願

出町柳駅から徒歩約12分、糺の森(ただすのもり)の緑に包まれた下鴨神社に到着しました。正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といい、世界遺産にも登録されている由緒ある神社です。夏の下鴨神社といえば、毎年土用の丑の日前後に開催される「みたらし祭(御手洗祭)」が有名です。

みたらし祭は「足つけ神事」とも呼ばれ、境内にある御手洗池(みたらしいけ)に足を浸して無病息災を祈る夏の風物詩です。参拝者はろうそくを手に持ち、ひんやりと冷たい湧き水の中を歩いて進みます。水温は夏でも15度前後と言われており、最初は思わず声が出るほどの冷たさ!しかし、歩いているうちに不思議と心地よくなり、身体の中の邪気が洗い流されていくような清々しさを覚えました。

池の奥にある祠にろうそくを供え、しっかりと無病息災を祈願。足を拭いた後は、神社で授与される「足形祈祷木」に願い事を書いて奉納することもできます。この御手洗池こそが、あの「みたらし団子」発祥の地とも言われているんですよ。参拝後は、ぜひ近くの茶店でみたらし団子をいただいてみてください。焼きたての香ばしい香りがたまりません。

注意点:この時期の土日は、非常に混みあいます。但し、糺の森(ただすのもり)のおかげで日陰も多く、行列に並んでも回転率も高いのでぜひ、体験していただきたい神事の一つです。

祇園祭の余韻を感じる四条・御旅所めぐり

下鴨神社を後にして、京阪電車で出町柳駅から祇園四条駅へ移動しました。7月の京都は祇園祭一色。前祭(さきまつり)・後祭(あとまつり)の山鉾巡行の日を外しても、祇園祭の余韻はそこかしこに漂っています。

四条通を歩いていると、八坂神社の神輿が神幸祭のあと安置される「御旅所(おたびしょ)」を発見しました。ここは四条御旅所と呼ばれ、四条通の寺町通から東に入った場所に位置しています。祇園祭の期間中、神輿はこの御旅所に7日間滞在し、町衆の祈りを受けます。神輿がいない時期でも、御旅所の前を通ると祇園祭の歴史と伝統が息づいているのが伝わってきて、思わず足を止めて見入ってしまいました。

四条通から少し路地に入れば、祇園祭の鉾町の雰囲気が残る町家や、祭りの提灯を片付ける様子など、地元の人々の暮らしと祭りが密接に結びついている様子を垣間見ることができます。観光客で賑わう時期を少し外すことで、より深く京都の文化に触れられるのも旅の醍醐味ですね。

本能寺と本能寺跡〜歴史の転換点を訪ねて

四条から少し北へ歩き、寺町通にある「本能寺」を訪れました。「本能寺の変」で有名なこの寺院ですが、実は現在の本能寺は、織田信長が討たれた場所とは異なる場所に建っています。

現在の本能寺は、豊臣秀吉の京都改造にともない、天正19年(1591年)に現在地へ移転させられたもの。境内には信長公の供養塔や、信長ゆかりの品々を展示する宝物館があり、戦国史好きにはたまらないスポットです。本堂でお参りをした後、宝物館で信長公の遺品や書状を見学しました。教科書で学んだ歴史が、ここでは生々しい現実として迫ってきます。

そして、ぜひ訪れてほしいのが「本能寺跡」です。実際に本能寺の変が起きた場所は、現在の本能寺から西へ約1キロ離れた、油小路通と蛸薬師通の交差点付近にあります。現在は石碑と案内板が立つのみで、周囲はマンションや商業施設に囲まれています。しかし、その何気ない街角に立つと、ここで日本の歴史を大きく変える事件が起きたのかと、不思議な感慨に包まれます。本能寺と本能寺跡、両方を訪れることで、歴史の重層性をより深く感じることができました。

まとめ:夏の京都は歴史と涼を求める旅がおすすめ

今回の旅では、京阪快速特急「洛楽」の快適な移動から始まり、下鴨神社のみたらし祭で涼を取りながら無病息災を祈願し、祇園祭の余韻が残る四条周辺を散策、そして本能寺と本能寺跡で歴史ロマンに浸るという、盛りだくさんの一日を過ごしました。

夏の京都は暑さが厳しいイメージがありますが、みたらし祭の冷たい湧き水や、糺の森の木陰など、涼やかに過ごせるスポットも多くあります。また、山鉾巡行などのピークを外した日程で訪れることで、混雑を避けながらも祭りの雰囲気を楽しむことができます。歴史と自然、そして伝統行事が織りなす夏の京都。ぜひ皆さんも洛楽に乗って、自分だけの京都旅を見つけてみてくださいね。

コウノトリ&丹後リレー号で天橋立へ!さらに、丹後くろまつ号も堪能!雨でも大満喫した誕生日の鉄道旅【予約のコツも紹介】

こんにちは、mascotsです!今回は、私の誕生日を記念した特別な鉄道旅をお届けします。目指すは日本三景のひとつ・天橋立。あいにくの雨模様でしたが、観光列車をたっぷり楽しんだ、忘れられない一日になりました🚃


新大阪から特急「コウノトリ」で福知山へ

旅のスタートは新大阪駅。まず乗り込んだのは、特急「コウノトリ」です。

新大阪から福知山までを結ぶこの特急は、北近畿エリアへのアクセスに欠かせない存在。車窓に広がる景色がだんだんと都会から自然豊かな風景へと移り変わっていく様子を眺めながら、旅の気分が高まっていきます。

特急「コウノトリ」とは
JR西日本が運行する、新大阪・大阪〜福知山・豊岡・城崎温泉を結ぶ特急列車。北近畿エリアへの主要なアクセス手段です。


福知山で「丹後リレー3号」に乗り換え

福知山駅からは、京都丹後鉄道の「丹後リレー3号」に乗り換えて、いよいよ天橋立を目指します。

このとき乗車できたのが、なんと人気車両「丹後の海」!水戸岡鋭治氏デザインの、深い藍色(タンゴブルー)をまとった美しい車両です。木をふんだんに使った上品な車内は、まるで走る応接室のよう。ふと見上げると、mascotsたちが揃って天井を見つめて固まっています。「どうしたの?」とつられて視線を上げると——そこには、思わず見入ってしまう美しい天井のデザインが広がっていました。

木目を生かした上品な装飾と、丁寧に組み込まれた幾何学模様。普段は足元や窓の外ばかり見ていて気づきにくいですが、観光列車は天井まで作り込まれているんですね。mascotsたちの「上を見て!」という発見のおかげで、私も新たな魅力に気づくことができました。

雨で少し沈みがちだった気分が、この車両に乗った瞬間に一気に晴れやかになりました☂️✨

「丹後の海」とは
京都丹後鉄道の観光車両。落ち着いた藍色の外観と、木の温もりあふれる内装が特徴。特急「はしだて」やリレー号として運行されています。

雨の天橋立も風情たっぷり!リフトで6分間の空中散歩

天橋立に到着すると、あいにくの雨。でも、ここで諦めないのがmascotsたちです(笑)。

傘を差しながら、天橋立を見渡せるリフトに挑戦!約6分間の空中散歩は、雨の中でもスリル満点。眼下に広がる天橋立の松並木と、雨に煙る幻想的な景色に、mascotsたちは大興奮でした。晴れの日とはまた違う、しっとりとした美しさを味わえるのも、雨の日ならではの特権かもしれません🌧️

💡 旅のお役立ち情報:コインロッカーが便利!
天橋立には、スーツケースを預けられるコインロッカーがあります。利用には100円が必要ですが、返却時にちゃんと戻ってくるタイプなので実質無料。大きな荷物を預けて身軽に観光できるので、ぜひ活用してください。雨の日や坂道の多い観光地では、特にありがたみを実感しました😊


旅のハイライト!丹後くろまつ号「バル」の旅

そして今回の最大の目的——観光列車「丹後くろまつ号」への乗車です!

夕方から運行される「バル」プランに参加し、揺れる車内で味わう特別なお料理に舌鼓。シックで重厚感のある黒い車体、こだわりの詰まった上質な車内空間で過ごす時間は、まさに非日常そのものでした。

特に感心したのが、京都丹後鉄道の「1時間に1本」という運行本数を見事に活かした運航スタイル。ローカル線ならではのゆったりとしたダイヤを、逆に「特別な時間」へと昇華させている工夫に、思わず脱帽してしまいました。

丹後くろまつ号とは
京都丹後鉄道が運行するレストラン列車。「くろまつ」「あかまつ」「あおまつ」の3兄弟のうち、最上級にあたる完全予約制の車両。食事付きのプランで、地元の旬の食材を使った料理を楽しめます。


観光列車は「早めの予約」が成功のカギ

今回、くろまつ号でお料理をしっかり堪能できたのは、1ヶ月半前から予約していたおかげです。

人気の観光列車は、特に週末や食事付きプランだと早々に満席になってしまいます。「乗りたい」と思ったら、まず予約状況をチェックすることが何より大切だと改めて実感しました。

  • 食事付きプランは特に競争率が高い
  • 公式サイトで運行日・空席状況を早めに確認
  • 旅行の日程が決まったら、すぐに予約を

京都丹後鉄道 丹後くろまつ号の予約はこちら


まとめ|雨でも最高だった誕生日の鉄道旅

区間列車
新大阪 → 福知山特急「コウノトリ」
福知山 → 天橋立丹後リレー3号「丹後の海」
天橋立観光(リフト・コインロッカー活用)
天橋立発丹後くろまつ号「バル」

雨という予想外のスタートでしたが、美しい観光列車と天橋立の幻想的な風景、そして心のこもったお料理に出会えた、最高の誕生日旅となりました。

何より、「日本全国の観光列車を、これからも予約して乗っていきたい」と心から思える旅に。次はどの列車に乗ろうか——今からワクワクが止まりません🚃✨

雨の日の旅行をためらっている方も、ぜひ勇気を出して出かけてみてください。きっと、晴れの日とは違う特別な思い出が待っていますよ😊

【高槻市】安満遺跡公園は電車好きの聖地!スタバから眺めるJR&阪急の競演!

大阪府高槻市にある「安満遺跡公園」へ行ってきました。ここはJR京都線と阪急京都線の両方が眺められるという、鉄道好きにはたまらない立地の公園です。訪れたのは2026年5月23日の14時頃。滞在は1時間ほどでしたが、それでも驚くほどたくさんの電車に出会えました。

JRと阪急が同時に見える贅沢スポット

安満遺跡公園の最大の魅力は、その立地です。公園の南側には阪急京都線、北側にはJR京都線が走っており、園内から両方を眺めることができます。

体感でいちばん驚いたのは、阪急の本数でした。およそ5分おき、ひっきりなしに電車が走り抜けていきます。待つという感覚がまったくなく、顔を上げれば次の電車が来ている、という状態でした。

一方のJR側は、公園を挟んで少し離れた位置になります。距離があるぶん迫力は控えめですが、そのかわり特急サンダーバードや特急はるか、新快速と、走ってくる顔ぶれが豊かです。阪急側では観光列車「京とれいん雅洛」の姿も見られました。

そして、この公園にはもうひとつの主役がいます。

広々とした芝生広場に寝転がりながら、青空と電車を眺める時間は格別です。お弁当を持ってピクニックするのもよさそうでした。

スタバのテラス席は特等席

公園内にはスターバックスコーヒーが併設されていて、このテラス席が阪急側の特等席です。目の前を電車が走り抜けていくのを、コーヒー片手にぼんやり眺められます。5分おきに来るので、飲み終わるまでに何本も見送ることになります。

訪れた14時台は、すでに席が埋まり始めていました。ゆっくり座りたい方は、もう少し早い時間のほうが確実だと思います。店内は広く、ベビーカーでも入りやすい造りでした。

なお、夕方はオレンジ色の空を背に電車のシルエットが見られるそうですが、今回は14時台の訪問だったので確かめられていません。次に来るときの楽しみに取っておきます。

本当の迫力はJRの線路わきにありました

スタバでひと休みしたあと、公園を横切ってJR側の線路わきまで歩いてみました。ここが、この日いちばんの体験でした。

遠目に眺めていたJR京都線が、線路わきに立つと真横になります。新快速や特急が走り抜けるだけでも十分な迫力なのですが、圧巻だったのはJR貨物でした。

長い編成が、地響きのような音を立てながら、すぐ横を延々と通過していきます。あの迫力は、写真では伝わりません。 スタバのテラスでのんびり眺めるのとはまったく別の体験でした。

事前に調べたところ、この区間は貨物列車も走ることが分かっていたので狙って行ったのですが、実際に真横で見ると想像以上でした。電車好きのお子さんなら、間違いなく大喜びする場所だと思います。

遊具も充実!一日中遊べる公園

電車ウォッチングだけでなく、公園としての充実ぶりも十分でした。大型遊具のほか、ボーネルンドがプロデュースした遊び場「ボーネルンド プレイヴィル」(有料)もあります。

公園の名前の由来である弥生時代の安満遺跡についての展示施設もあり、こちらは無料で見学できました。

駐車場もありますが有料で、休日は混雑するようです。JR高槻駅・阪急高槻市駅のどちらからも徒歩圏内なので、電車で来て、電車を見て、電車で帰るというのがこの公園らしい過ごし方かもしれません。

安満遺跡公園の基本情報

項目内容
所在地大阪府高槻市八丁畷町
開園時間常時開放(施設により異なる)
入園料無料
アクセスJR高槻駅から徒歩約15分/阪急高槻市駅から徒歩約10分
駐車場あり(有料)
訪問日2026年5月23日

電車ウォッチングのおすすめスポット

スタバのテラス席 阪急がすぐそばを通過します。5分おきに来るので、座っているだけで次々と見られます。混み合う前の時間帯がおすすめです。

JR側の線路わき この公園の本命だと思います。新快速・特急・貨物が真横を通過し、迫力は別格です。

芝生広場 寝転がって空と電車を同時に眺められる場所。のんびり過ごしたいときに。

時間帯について 今回は14時台に1時間ほど滞在しましたが、それでも十分すぎるほどの本数に出会えました。待ち時間を気にせず楽しめる公園です。平日のほうが空いているようです。

安満遺跡について

公園の名前の由来となった安満遺跡は、弥生時代の大規模な集落跡です。園内の展示施設では、出土した土器や当時の暮らしの様子が紹介されています。

電車を眺めて、遊具で遊んで、歴史も学べる。ひとつの公園でこれだけ楽しめる場所は、なかなかありません。

子連れファミリーへのおすすめポイント

実際に園内を歩いて確認した範囲では、子連れでも過ごしやすい環境が整っていました。

  • 授乳室・おむつ替えスペースあり(現地で確認しました)
  • 芝生広場は走り回れる広さ
  • ボーネルンド プレイヴィルは有料ですが本格的な遊具が揃っています
  • スタバ店内はベビーカーで入れます
  • 電車が5分おきに来るので、子どもが飽きません

小さなお子さんの「初めての電車ウォッチング」の場所としても、よい選択だと思います。特にJR側の貨物列車は、一度見たら忘れられないはずです。

映画「国宝」から始まった3か月|お初天神と南座で「曽根崎心中」をたどった話

2026年、ひとつ目標を立てました。「本物の価値を体験していく一年にする」——きっかけは、年始に観た1本の映画でした。

そこから3か月。大阪の神社と京都の劇場を訪ね、ひとつの物語を追いかけることになります。

1月3日|映画「国宝」を観て、目標が決まりました

2025年に話題となった映画「国宝」。年末年始にようやく鑑賞し、深く心を動かされた一作でした。

観終わって決めたのが、冒頭の目標です。複製や情報ではなく、本物に触れる一年にしよう。

そして映画の中で取り上げられていたのが「曽根崎心中」でした。これを生で観てみたい——そう思ったのが、この3か月の出発点です。

2月14日|まずは舞台となった「お初天神」へ

観劇の前に、物語の舞台を訪ねることにしました。向かったのは、東梅田駅から徒歩すぐのお初天神(露天神社)です。
正式名称を露天神社(つゆのてんじんじゃ)といい、約1300年の歴史を持つ由緒ある神社です。近松門左衛門の浄瑠璃「曽根崎心中」の舞台となった場所として知られ、縁結びのパワースポットとしても人気があります。
境内には「お初・徳兵衛の像」が設置されていて、物語のふたりが寄り添う姿が参拝者を出迎えてくれます。

ビジネス街の真ん中に突然現れる静かな空間で、都会の喧騒を忘れさせてくれる不思議な場所でした。舞台を先に見ておいたことで、3月の観劇の受け取り方が変わったと思います。

お初天神 基本情報

項目内容
正式名称露天神社
所在地大阪市北区曽根崎2丁目
アクセス東梅田駅から徒歩約5分
ご利益縁結び・恋愛成就
参拝日2026年2月14日

3月21日|南座で「曽根崎心中」を観る

そして本番です。京都の南座で上演情報を見つけ、即座にチケットを手配しました。観たのは3月21日の夜の部です。

チケットの実費 2階席 左1列11番・12番 1名12,000円(2名で24,000円) ※2026年3月時点

歌舞伎を観るのは、東京・浅草の新春歌舞伎以来、実に10年ぶり。関西の歌舞伎は初めてでした。

イヤホンガイドは使わず、映画で予習しました

歌舞伎には、現代語に近い解説が聞けるイヤホンガイドがあります。ただ今回は、あえて使いませんでした

代わりにやったのが、2時間ある「曽根崎心中」の白黒映画を事前に鑑賞するという予習です。話の筋を頭に入れてから臨んだので、ガイドなしでも十分に追えました。

耳を塞がずに、舞台の音をそのまま聴きたい方には、この方法をおすすめします。予習に時間はかかりますが、当日の集中を邪魔されません。

四条河原町は、恋人が等間隔に並ぶ場所

南座へ向かう途中、四条河原町を歩くと、鴨川沿いに恋人たちが等間隔に並ぶあの光景がありました。

心中物語を観に行く前に、現代の恋人たちを眺める。なんとも不思議な対比でした。

ちなみに南座の対岸には北座という建物があります。かつてこの周辺には多くの芝居小屋が並んでいたそうで、地名にその名残があります。

南座に到着。上演前の建物探索も楽しい

意外!南座は西洋建築でした

「畳敷きの和の空間」を想像していたのですが、実際の南座は西洋建築の要素が随所にありました。

国の登録有形文化財に登録されている建物(1996年登録)で、外観も内部も見応えがあります。上演前に館内を歩くだけでも十分楽しめました。

椅子席+座布団で、長時間も快適

客席はすべて椅子で、座布団も用意されています。長く座っていても辛くならない配慮が随所にあり、歌舞伎が初めての方でも構えずに来られる環境でした。

2部構成でした。1時間の本編と、演者の対談

ここが今回いちばんの収穫でした。この日の公演は2部構成だったのです。

第1部は「曽根崎心中」の上演で、約1時間。歌舞伎は長いというイメージがありますが、この長さなら初めての方でも構えずに観られます。

そして第2部が、曽根崎心中と映画「国宝」にまつわる演者の対談でした。

——きっかけになった映画の話を、観に来た舞台で聞くことになる。 1月に映画を観て、2月に神社を訪ね、3月に舞台へ。その3か月が、最後にきれいに閉じた気がしました。

若い方でも入りやすい歌舞伎だったと思います。本編が1時間で、そのあとに解説的な対談がある。初めての一本として、これ以上ない構成でした。

帰路は阪急京都線でマルーンの車両に

鉄道旅ブログらしく、もちろん鉄道も満喫しました。帰りは阪急京都線で四条河原町から梅田へ

車窓から京都の街並みを眺めながら大阪へ戻ります。阪急の上品なマルーンカラーの車両は、この日の締めくくりにぴったりでした。

阪急京都線は大阪梅田〜京都河原町を結ぶ路線で、特急なら約43分。マルーンカラーは阪急電鉄の象徴です。

まとめ|3か月かけて、ひとつの物語をたどりました

日付出来事実費
1月3日映画「国宝」を鑑賞 → 目標が決まる
2月14日お初天神(露天神社)参拝/大阪参拝無料
3月21日南座「曽根崎心中」夜の部/京都1名12,000円(2階席)

歌舞伎を観るときのポイント

  • 予習しておけば、イヤホンガイドなしでも追えます
  • 座席は椅子+座布団で、長時間でも楽です
  • 建物自体が見どころなので、早めに入場を
  • 本編+対談のような構成の回は、初めての方に向いています

映画をきっかけに旅の目的地を決める。そして舞台を訪ね、本物を観に行く。 手間はかかりましたが、それだけの価値がありました。「本物の価値を体験する旅」、2026年も続けていきます。

東北夏たび2025③|盛岡からはやぶさグランクラスで帰る、2時間15分の贅沢

この記事でわかること

  • グランクラスは実際にいくらか(盛岡→東京の実費)
  • 2時間15分の乗車で、何が出てきて何をしてもらえるのか
  • 盛岡での乗り換え1時間29分に、何ができて何ができないか
  • 東京駅での乗り継ぎに使えるお土産

角館→盛岡:こまち20号で51分

旅の締めくくりは、角館駅からこまち号に乗って一路、盛岡へ。車窓に広がる東北の夏景色を眺めながら、次の目的地・盛岡のじゃじゃ麺に思いを馳せました。

今回の乗車データ こまち20号 角館12:57発 → 盛岡13:48着(51分) 座席:12号車 2番A席・B席(指定席) おとな2名 6,060円 = 1名3,030円(乗車券込み・2025年8月時点)

角館は「みちのくの小京都」と呼ばれる美しい城下町です。こまち号の車窓からも東北らしい緑豊かな山々や田園風景が広がり、都会の喧騒を忘れさせてくれる穏やかな時間が流れていました。

盛岡での乗り換えは1時間29分。じゃじゃ麺は諦めました

13:48 盛岡着(こまち20号)15:17 盛岡発(はやぶさ26号)

乗り換え時間は1時間29分。 一見たっぷりあるように見えますが、これが微妙な長さでした。

盛岡といえば外せないのがじゃじゃ麺。麺好きなマスコットたちにせかされて名店へ向かったものの、長蛇の列を見て断念しました。1時間半では、並んで食べて駅に戻るところまでは届きません。

じゃじゃ麺を食べたいなら、盛岡での滞在は2時間以上とったほうが安全です。

行列の隣にあった「つけ麺 和 -kazu-」

とはいえ、このまま何も食べずに新幹線というのも寂しい。そこで目に入ったのが、行列していたお店のすぐ隣にあった「つけ麺 和 -kazu-」でした。

店頭のメニューには受賞歴を示すマークがいくつも掲げられていて、期待できそうな佇まいです。

つけ麺 和 -kazu- のメニュー(2025年8月時点) ・素つけ麺 並盛 1,100円 ・つけ麺 並盛 1,250円 ・特製つけ麺 並盛 1,500円(1番人気) ※並盛200gが定番。小盛・中盛・大盛も同料金帯で選べます

結果として、この選択は正解でした。行列店の隣に、待たずに入れる実力店がある。 乗り換え時間が限られているときは、こういう視野の広げ方が効きます。

なお、じゃじゃ麺そのものは駅でお土産セットを購入しました。おうちでも旅の気分を再現できます。

はやぶさ26号 グランクラス乗車記

いよいよメインイベント、グランクラスへの乗車です。昨年、はくたか560号で初めてグランクラスに乗りました。ただし金沢から富山までの22分、しかも「飲料軽食なし」のシートのみという設定で、座り心地は分かってもサービスは何ひとつ体験できませんでした。今回は念願の2時間15分、しかもフルサービスです。

→ 台風直撃でも負けない!グランクラス×特急ひだの贅沢夏旅

今回の乗車データ はやぶさ26号 盛岡15:17発 → 東京17:32着(2時間15分) 座席:10号車 5番B席・C席(グランクラス) おとな2名 54,160円 = 1名27,080円(乗車券込み・2025年8月時点)

同じ日の移動でも、角館→盛岡の指定席が3,030円だったのに対し、盛岡→東京のグランクラスは27,080円。この差に何が含まれているのかを、以下に書いていきます。

シートと車内環境

電動リクライニングシートはフルフラットに近い角度まで倒せ、隣の席との間隔も広く、まるで飛行機のファーストクラスのような空間です。座席周りの収納スペースも広く、荷物を整理しながら快適に過ごせました。

発車10分後、おしぼりから始まりました

サービスは発車しておよそ10分後、おしぼりを渡されるところから始まりました。続いてアテンダントの方がメニューを見せてくださり、そこから飲み物を選びます。

私たちが選んだのは、スパークリングワインエビスビール。二人で別々のものを頼めるのがうれしいところです。

グラスにはグランクラスのマークが入っていました。 細かいところですが、こういう一点で特別感が変わります。

おつまみとスイーツ

飲み物と一緒に出てきたのは、青森りんごとナッツ。これがお酒に驚くほど合いました。りんごの酸味とナッツの塩気で、スパークリングワインもビールもすすみます。

そして白い箱に入っていたのがパウンドケーキ。こちらはその場で食べきれず、持ち帰らせていただきました

正直な反省:お腹を空かせておくべきでした

ここで白状します。盛岡でつけ麺を食べた直後だったので、お腹がいっぱいでした。

15時台の便ということもあり「軽くつまむ程度だろう」と思っていたのですが、実際のメニューは思っていたよりずっと充実していました。もっとお腹を空かせておけばよかったと、少しだけ後悔しています。

これから乗る方への助言です。 グランクラスに乗る前の食事は、控えめにしておくことをおすすめします。乗ってからのお楽しみが、想像より大きいです。

東京駅で30分の遅延→「東洋軒 ブラックカレーパン」をゲット

大雨の影響で30分以上の遅延が発生しました。ところがこれが幸いし、東京駅名物「東洋軒 ブラックカレーパン」をじっくり探す時間が生まれました。

サクサクのパン生地にスパイシーなブラックカレーが入ったこのパン、東海道新幹線の旅のお供に最高です。

東洋軒 ブラックカレーパンは東京駅構内のグランスタで購入できます。売り切れることもあるので、時間に余裕があるときに立ち寄るのが確実です。

最後は東海道新幹線N700Sで締めくくり

東海道新幹線に乗り込んだマスコットたちは、気づけばぐっすり夢の中。旅の満足感がそのまま寝顔に出ていました(笑)。飲み物をいただいたあとだったこともあり、よく眠れたようです。

ちなみに、最後に乗車したのは西日本編成のN700S。最新型車両で旅を締めくくれたのは、鉄道ファンにとってうれしいボーナスでした。

まとめ|27,080円で得られたもの

区間列車・設備時刻1名(乗車券込み)
角館 → 盛岡こまち20号 指定席12:57→13:48(51分)3,030円
盛岡 → 東京はやぶさ26号 グランクラス15:17→17:32(2時間15分)27,080円

グランクラスで受けたサービス

  • 発車10分後のおしぼり、メニュー提示
  • 飲み物(スパークリングワイン/エビスビール)※各自で選択可
  • グランクラスマーク入りのグラス
  • おつまみ(青森りんご・ナッツ)
  • パウンドケーキ(持ち帰り可)
  • フルフラットに近いリクライニングシート

「贅沢すぎる」と思われがちなグランクラスですが、2時間以上の乗車ならサービスをしっかり受けられます。旅の疲れがたまった帰り道にこそ、選ぶ価値があると感じました。


この旅の①と②は、別記事にまとめています。

→ 東北夏たび2025①|仙台七夕まつりにギリギリ間に合った! → 東北夏たび2025②|秋田新幹線こまちと角館の旅受けられてコスパは抜群です。特に旅の疲れがたまった帰り道にこそおすすめです!

東北夏たび2025②秋田新幹線こまちと角館の旅|鉄道ファン必訪のホテル「ホテルB4T角館」レポート

こまちが走る田園風景に心を奪われる

秋田新幹線こまちの車窓から広がるのは、どこまでも続く美しい田園風景。秋田といえば「あきたこまち」というブランド米の名産地。その名の通り、黄金色の稲穂の中をこまちが颯爽と走り抜ける光景は、旅のテンションを一気に上げてくれます。

新幹線の中でも秋田新幹線は在来線区間を走るため、スピード感とローカル感が同時に楽しめる独特の路線。普通の新幹線とは一味違う、独特の旅情を味わえます。鉄道ファンならぜひ一度は乗っておきたい路線です。

秋田新幹線「こまち」豆知識 こまちは東京〜秋田間を結ぶ新幹線。盛岡駅まではやぶさと連結して走り、盛岡駅で切り離されて秋田へ向かいます。在来線区間(盛岡〜秋田)は、線路幅を新幹線と同じ標準軌(1,435mm)に改軌して直通を可能にしています。そのかわり車両は在来線の規格に合わせて車体幅が狭く造られており、これが「ミニ新幹線」と呼ばれる仕組みです。

角館へのアクセス方法

角館は秋田新幹線こまちで東京から直通でアクセスできます。

出発地所要時間列車
東京駅約2時間50分秋田新幹線こまち
盛岡駅約1時間秋田新幹線こまち
秋田駅約45分秋田新幹線こまち

角館駅は小さな駅ですが、武家屋敷や桜の名所として知られる観光地への玄関口です。駅前から主要観光スポットまで徒歩圏内でアクセスできます。

目的地・角館|駅前すぐの宿「ホテルB4T角館」

今回の宿泊先は、角館駅から徒歩すぐの場所にある「ホテルB4T角館」

このホテルは2026年2月に「ホテルフォルクローロ角館」から「ホテルB4T角館」へリブランドしました。旧名で覚えている方も同じ宿です。実はこのホテル、ただの宿泊施設ではありません。鉄道ファンにとってはたまらないこまちをテーマにしたお部屋があるんです。

こまち部屋のドアも注目

お部屋のドアにはこまちのマークが付けられていて、廊下を歩くだけで気分が上がります。一般的なホテルとは違う、特別感のある演出に思わず写真を撮りまくってしまいました。

チェックインした瞬間から「鉄道旅をしている」という気持ちになれる、そんな細部へのこだわりが嬉しいホテルです。

部屋の鍵がそのままお土産に!

さらに嬉しいのが、ルームキーの持ち帰りが公式に認められていること。アメニティとルームキーをバッグに並べて記念写真を撮れば、旅の思い出が形として残ります。

こういった細かい演出が旅の満足度をぐっと高めてくれます。普通のホテルではまず経験できない、特別なお土産になります。

部屋からこまちが見える!特等席ビュー

そして何より感動したのがお部屋からの眺め。窓の外には角館駅が広がり、停車するこまちの姿をベッドに寝転びながら眺められる、まさに鉄道ファンのための特等席です。

列車が到着するたびに思わず窓に近づいてしまう、そんな居心地の良い空間でした。どんな景色が見えるかは…ぜひご自身の目で確かめてみてください。泊まった人だけのお楽しみです!

角館の観光スポットも充実

ホテルB4T角館に泊まれば、角館の観光スポットへのアクセスも抜群です。

武家屋敷通り 江戸時代から続く武家屋敷が立ち並ぶ通りで、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。黒板塀と枝垂れ桜のコントラストは特に絶景です。

桜の名所として全国屈指 角館は「みちのくの小京都」とも呼ばれる桜の名所。4月下旬には約400本のシダレザクラと約160本のソメイヨシノが咲き誇ります。見頃の時期は全国から観光客が訪れるため、宿泊の早期予約が必須です。

紅葉シーズンも美しい 10月になると武家屋敷の木々が赤や黄色に染まり、秋ならではの趣ある景色が広がります。桜の季節ほど混雑しないため、ゆっくり観光したい方には紅葉シーズンもおすすめです。


このホテルはこんな方に向いていると感じました

  • 秋田新幹線こまちが好きな方
  • 角館の武家屋敷・桜を観光したい方
  • 鉄道テーマの宿に泊まってみたい方
  • 特別感のある旅の思い出を作りたい方
  • カップル・ご夫婦の記念旅行をお考えの方

角館は桜の季節(4月下旬)と紅葉の季節(10月)は特に人気が高く、宿が取りにくくなります。早めにご予約されることをお勧めします。


秋田旅行のモデルコース

日程行動
1日目午前東京駅からこまちで角館へ(約2時間50分)
1日目午後武家屋敷通りを散策
1日目夕方ホテルB4T角館にチェックイン・こまちビューを満喫
2日目午前角館の朝散歩・桜または紅葉を満喫
2日目午後こまちで盛岡または秋田へ移動

まとめ|こまちと角館の旅は鉄道ファンの聖地だった

項目内容
アクセス角館駅徒歩すぐ
おすすめポイントこまちテーマのお部屋・ルームキーのお土産
眺め角館駅停車中のこまちが見える
おすすめ季節桜(4月下旬)・紅葉(10月)
こんな人に鉄道ファン・秋田観光の拠点に

本当に素敵なお宿でした。秋田新幹線こまちの旅と合わせて、ぜひ計画してみてください!

東北夏たび2025①|仙台七夕まつりにギリギリ間に合った!はやぶさで駆けつけた夏の思い出

この記事でわかること

  • 仙台七夕まつりは最終日の何時まで飾りが見られるのか(実際に確かめました)
  • はやぶさで東京から仙台へ向かうときの所要時間と実費
  • 駅・ホテル・商店街の位置関係と、移動にかかる時間
  • 仙台のグルメ(のどぐろの塩焼き・鴨なんばそば

東京16:44発。最終日の夕方に、はやぶさで仙台へ

「東北夏たび2025」のスタートは杜の都・仙台から。

仙台といえば毎年8月に開催される仙台七夕まつり。開催は8月6日〜8日の3日間で、私たちが向かえるのは最終日の8月8日(金)だけでした。しかも事前に調べた限りでは、飾りの展示は夕方18時ごろまで

なぜ最終日の、しかも夕方発だったのか。この日は朝から東京ビッグサイトにいたからです。

前年に台風で断念した鉄道コンベンションのリベンジで、10時から15時まで会場を回っていました。1年待った念願のイベントです。名残惜しくも切り上げて、東京駅へ急ぎました。

→ 2025鉄道コンベンションに行ってみた|テーマは「貨物列車」!

飛び乗ったのははやぶさ63号、東京16:44発です。

今回の乗車データ はやぶさ63号 東京16:44発 → 仙台18:17着(1時間33分・351.8km) 座席:8号車 19番D席・E席(指定席)

つまり、仙台に着いた時点で終了予定時刻を17分過ぎている計算でした。車内では半ば諦めながら、それでも「駅を出たらすぐ走ろう」と話していました。

仙台七夕まつりは毎年8月6日〜8日に開催される東北三大祭りのひとつ。商店街に飾られた豪華な七夕飾りは圧巻で、全国から多くの観光客が訪れます。前夜祭の花火大会も見どころのひとつです。

仙台駅に着いた時点で、もうお祭りでした

改札を抜けて、拍子抜けしました。駅の構内にすでに七夕飾りがたくさん吊るされていたのです。

赤・青・黄と色とりどりの吹き流しが天井から下がり、「仙台七夕まつり」の装飾が新幹線改札口を彩っています。駅を出る前から、すでにお祭りのムードが漂っていました。急いで向かうつもりが、まずこの時点で足が止まりました。

ホテルは駅から徒歩5分。まずは短冊に旅の安全を

会場へ直行する前に、駅から徒歩5分ほどのリッチモンドホテルプレミア仙台駅前へ向かってチェックインしました。大きな荷物を持ったままでは、人の多い商店街を歩けないと考えたからです。

このホテルには、笹の葉に短冊を飾る昔ながらの七夕飾りが用意されていました。子どもの頃以来かもしれない短冊への願い事。せっかくなので、旅の安全を書いて結んできました。どんな願いかは…と言いたいところですが、この日は素直にそれだけです(笑)。

季節感のある演出がある宿は、それだけで旅の満足度が上がりますね。

ハピナ名掛丁商店街へ。19時近くでも、飾りはまだたくさんありました

向かったのはハピナ名掛丁商店街。飾りを見上げながら歩いていたら、10分ほどかかりました。着いたときには19時近くになっています。

事前情報の「18時ごろまで」を1時間も過ぎています。ところが——飾りはまだ、たくさん残っていました。

商店街に入った瞬間、頭上を埋め尽くす色とりどりの七夕飾りが目に飛び込んできます。ひとつひとつが商店街のお店ごとに手作りされており、創意工夫が凝らされた飾りの数々に思わず足が止まりました。自然と視線が上を向き、歩くペースが落ちていきます(笑)。写真を撮りたくなる場所が多すぎて、前に進めないほどです。

観光客も大勢いました。 19時を回っても、みなさん思い思いに写真を撮っています。

そして夕飯を済ませてホテルへ戻る頃、ようやく飾りが下ろされ始めていました

最終日は何時まで見られる?(2025年8月8日の実測) 私たちが確認した限り、最終日でも21時ごろまでは十分に写真撮影が可能でした。事前に得ていた「18時ごろまで」という情報より、かなり余裕があります。 最終日の夕方に到着する予定で諦めかけている方は、行ってみる価値があります。「ギリギリ間に合った」と思っていましたが、実際にはそこまで急ぐ必要はありませんでした。同じように焦っている方の参考になれば幸いです。

七夕飾りを見るときのポイント

  • 会場は屋根付きのアーケードなので、雨天でも問題なく楽しめます
  • 商店街ごとに飾りのテーマや雰囲気が違います
  • 夜は観光客が多いので、人が入らない写真を狙うなら根気が要ります

お店探しは難航。「伊達」の二文字に引かれて入りました

飾りを堪能したあとは夕飯です。ところが、これが一番苦戦しました。

七夕まつりの最終日とあって、どのお店も並んでいます。普段なら選ばないチェーン店にすら、入るのをためらうほどの列でした。空腹を抱えてしばらくうろうろした末、「伊達」の二文字に引かれて飛び込んだのが、伊達のいろり焼「蔵の庄」というお店です。

結果として、これが当たりでした。ここで出会ったのがのどぐろの塩焼きです。脂がのった白身がほろほろと崩れ、塩加減が絶妙で口の中でとろける旨さ。頭から尾まで丸ごと一尾、皮目がこんがりと焼き上がって出てきます。箸を入れると身がふわりとほぐれ、思わず無言になりました。

のどぐろは日本海側で多く獲れる高級魚で、脂のりの良さから「白身のトロ」とも呼ばれます。焼きたてを塩だけでいただくのが、やはり一番でした。

ホテルに戻って「鴨なんばそば」で締める

お腹いっぱいのはずなのに、ホテルに戻ると夜食のサービスが。いただいたのは鴨なんばそばでした。ラーメンではなく、きちんとした日本そばです。温かいつゆをすすりながら、仙台の夜が更けていきました。

リッチモンドホテルプレミア仙台駅前では、このほかにソフトクリームお酒1杯も無料でいただけました。飲んだあとの締めから食後のデザートまで揃っているので、外で飲みすぎなくても満足できます。

そばアレルギーのある方はご注意ください。 「夜鳴きそば」の名前でラーメンを提供しているホテルチェーンもありますが、こちらは本物のそばです。名前が似ていても中身は違うので、アレルギーのある方は事前にご確認を。


翌日はこまちで角館へ

仙台の夜をたっぷり堪能したら、翌日はさらに北へ。秋田新幹線こまちに乗って角館を目指します。

→ 東北夏たび2025②|秋田新幹線こまちと角館の旅

まとめ|最終日の夕方到着でも、仙台七夕は間に合います

項目内容
アクセスはやぶさ63号 東京16:44 → 仙台18:17(1時間33分・351.8km)
開催期間毎年8月6日〜8日
最終日の飾り21時ごろまで撮影可能(2025年8月8日に確認)
宿泊リッチモンドホテルプレミア仙台駅前(駅から徒歩約5分)
ホテルから商店街ハピナ名掛丁商店街まで徒歩約10分
見どころ商店街の手作り七夕飾り/仙台駅構内の飾り
グルメのどぐろの塩焼き(蔵の庄)・鴨なんばそば(ホテルの夜食)
ホテルの無料サービス鴨なんばそば・ソフトクリーム・お酒1杯
宿泊のポイント七夕期間は早めの予約が必須。最終日の夜は飲食店も行列
次の目的地角館(こまちで移動)

最終日の夕方到着でも、仙台七夕まつりは十分に楽しめました。仕事終わりに新幹線へ飛び乗るという選択肢も、意外と現実的です。

祇園祭の小路を散策&偶然乗れた京とれいん!京都の夏を全力で楽しんだ一日

祇園祭といえば大通りだけじゃない!小路の鉾と山を散策

祇園祭といえば大通りだけじゃない!小路の鉾と山を散策

京都の夏の風物詩、祇園祭。今回はメインの大通りだけでなく、京都の小路に点在する鉾や山をのんびり散策するという新しい楽しみ方を発見しました。

霰天神山で学生時代の記憶がよみがえる

最初に立ち寄ったのは霰天神山(あられてんじんやま)

火除けのご利益で有名なこの山は、学生時代にも訪れたことがある懐かしい場所。当時の記憶がよみがえりながら、改めてじっくりと眺めると新しい発見もあり、祇園祭の奥深さを感じました。

祇園祭の新しい楽しみ方|小路散策がおすすめな理由

霰天神山は祇園祭の山鉾のひとつ。天正10年(1582年)に火災から街を救ったという言い伝えから「火除け」のご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。粽(ちまき)は火除けのお守りとして人気です。

菊水鉾にも立ち寄り、祇園祭の多様な魅力を発見

続いて菊水鉾にも立ち寄りました。大通りに面した有名な鉾とは違い、小路に佇む鉾や山には独特の雰囲気があります。

地元の方々が大切に守り続けてきた祭りの文化が、小路の散策からこそ伝わってくる気がしました。

菊水鉾は祇園祭前祭の山鉾のひとつ。能の演目「菊慈童」に由来し、不老長寿のご利益があるとされています。鉾の上では菊水鉾オリジナルのお茶やお菓子も販売されます。

今回の散策で気づいた小路ならではの楽しみ方をご紹介します。

  • 大通りより人が少なくゆっくり見られる
  • 地元の方との距離が近く温かい雰囲気を感じられる
  • 鉾や山ごとに異なる歴史や由来を発見できる
  • 路地裏の京町家と鉾のコントラストが写真映えする

祇園祭の小路散策は穴場の楽しみ方としてぜひ取り入れてみてください!

帰り道に偶然!念願の「京とれいん」にやっと乗れた

散策を終えて帰路につこうとしたところ、偶然「京とれいん」に乗車できました!

ずっと乗りたいと思っていた憧れの列車。四季折々の風景を車内で感じられる和風のデザインが素敵で、Mascotsたちもいつになく大人しく、その雰囲気を満喫していました(笑)。

車両ごとに異なる和のテイストが施されており、枯山水をイメージした石庭風の空間や、縁側のような木製の座席など、まるで京都の町家を列車にしたような造りになっています。車内で流れるBGMも和風で統一されており、乗っているだけで京都の余韻に浸れる特別な時間でした。

偶然乗れたとはいえ、このタイミングで京とれいんに出会えたのは旅の大きなご褒美。祇園祭の余韻を感じながら、ゆったりと大阪へ戻ることができました。次回は計画的に乗車時間を合わせて、じっくり楽しみたいと思います。

京とれいんは阪急電鉄が運行する観光列車。和をテーマにした内装が特徴で、車両ごとに異なる季節の風景が楽しめます。大阪梅田〜京都河原町間を週末・祝日を中心に運行しています。運行日・時刻は事前確認がおすすめです。

祇園祭に行くなら知っておきたいこと

祇園祭は毎年7月1日〜31日の1ヶ月間にわたって行われる大祭です。メインイベントは前祭(7月17日)と後祭(7月24日)の山鉾巡行ですが、宵山期間(巡行前夜)も屋台や鉾の展示で大変にぎわいます。

訪問時のポイント:

  • 浴衣で訪れると雰囲気が出ておすすめ
  • 混雑を避けるなら平日の午前中が狙い目
  • 鉾によっては有料で乗車体験ができるものも
  • 粽(ちまき)は各鉾のお守りとして人気のお土産

祇園祭×京とれいんのモデルコース

時間行動
午前京都入り・祇園祭の小路散策開始
午前〜昼霰天神山・菊水鉾などを巡る
京都グルメでランチ
午後引き続き小路の鉾・山を散策
夕方阪急で京とれいんに乗って帰阪

まとめ|祇園祭は小路散策+京とれいんがおすすめの組み合わせ

スポット・列車見どころ
霰天神山火除けのご利益・学生時代の懐かしさ
菊水鉾不老長寿のご利益・小路の雰囲気
京都の小路穴場の祇園祭散策コース
京とれいん和風の内装・四季の風景を満喫

祇園祭は毎年7月に開催。宵山・山鉾巡行の時期は特に混雑するため、宿泊は早めの予約が必須です!