京阪・洛楽で行く夏の京都!下鴨神社みたらし祭と祇園祭の余韻を楽しむ日帰り旅

夏の京都といえば、祇園祭を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今回は京阪電車の快速特急「洛楽」に乗って、下鴨神社の「みたらし祭」と祇園祭の名残を感じる四条周辺、そして歴史ファン必見の本能寺をめぐる日帰り旅に出かけてきました。暑い夏だからこそ味わえる京都の風情をたっぷりお伝えします!

京阪快速特急「洛楽」で快適な京都旅のスタート

大阪から京都へ向かう際、私がいつも愛用しているのが京阪電車の快速特急「洛楽(らくらく)」です。淀屋橋駅や京橋駅から乗車でき、途中の停車駅が少ないため、出町柳駅まであっという間に到着します。その名の通り「楽に洛(京都)へ」というコンセプトが素敵ですよね。

洛楽の魅力は何といってもその快適さ。プレミアムカーを利用すれば、ゆったりとしたリクライニングシートで移動時間を優雅に過ごせます。車窓からは宇治川や京都の街並みが流れ、旅の期待感が高まります。朝の涼しいうちに出発すれば、一日をたっぷり京都観光に使えるのも嬉しいポイントです。今回は朝10時頃に淀屋橋駅を出発し、約50分で出町柳駅に到着しました。なお、洛楽は主に土日祝日の運行なので、お出かけ前に運行日をチェックしておくと安心です。プレミアムカーを利用するには、事前予約必須です!予約はこちら

下鴨神社「みたらし祭」で無病息災を祈願

出町柳駅から徒歩約12分、糺の森(ただすのもり)の緑に包まれた下鴨神社に到着しました。正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といい、世界遺産にも登録されている由緒ある神社です。夏の下鴨神社といえば、毎年土用の丑の日前後に開催される「みたらし祭(御手洗祭)」が有名です。

みたらし祭は「足つけ神事」とも呼ばれ、境内にある御手洗池(みたらしいけ)に足を浸して無病息災を祈る夏の風物詩です。参拝者はろうそくを手に持ち、ひんやりと冷たい湧き水の中を歩いて進みます。水温は夏でも15度前後と言われており、最初は思わず声が出るほどの冷たさ!しかし、歩いているうちに不思議と心地よくなり、身体の中の邪気が洗い流されていくような清々しさを覚えました。

池の奥にある祠にろうそくを供え、しっかりと無病息災を祈願。足を拭いた後は、神社で授与される「足形祈祷木」に願い事を書いて奉納することもできます。この御手洗池こそが、あの「みたらし団子」発祥の地とも言われているんですよ。参拝後は、ぜひ近くの茶店でみたらし団子をいただいてみてください。焼きたての香ばしい香りがたまりません。

注意点:この時期の土日は、非常に混みあいます。但し、糺の森(ただすのもり)のおかげで日陰も多く、行列に並んでも回転率も高いのでぜひ、体験していただきたい神事の一つです。

祇園祭の余韻を感じる四条・御旅所めぐり

下鴨神社を後にして、京阪電車で出町柳駅から祇園四条駅へ移動しました。7月の京都は祇園祭一色。前祭(さきまつり)・後祭(あとまつり)の山鉾巡行の日を外しても、祇園祭の余韻はそこかしこに漂っています。

四条通を歩いていると、八坂神社の神輿が神幸祭のあと安置される「御旅所(おたびしょ)」を発見しました。ここは四条御旅所と呼ばれ、四条通の寺町通から東に入った場所に位置しています。祇園祭の期間中、神輿はこの御旅所に7日間滞在し、町衆の祈りを受けます。神輿がいない時期でも、御旅所の前を通ると祇園祭の歴史と伝統が息づいているのが伝わってきて、思わず足を止めて見入ってしまいました。

四条通から少し路地に入れば、祇園祭の鉾町の雰囲気が残る町家や、祭りの提灯を片付ける様子など、地元の人々の暮らしと祭りが密接に結びついている様子を垣間見ることができます。観光客で賑わう時期を少し外すことで、より深く京都の文化に触れられるのも旅の醍醐味ですね。

本能寺と本能寺跡〜歴史の転換点を訪ねて

四条から少し北へ歩き、寺町通にある「本能寺」を訪れました。「本能寺の変」で有名なこの寺院ですが、実は現在の本能寺は、織田信長が討たれた場所とは異なる場所に建っています。

現在の本能寺は、豊臣秀吉の京都改造にともない、天正19年(1591年)に現在地へ移転させられたもの。境内には信長公の供養塔や、信長ゆかりの品々を展示する宝物館があり、戦国史好きにはたまらないスポットです。本堂でお参りをした後、宝物館で信長公の遺品や書状を見学しました。教科書で学んだ歴史が、ここでは生々しい現実として迫ってきます。

そして、ぜひ訪れてほしいのが「本能寺跡」です。実際に本能寺の変が起きた場所は、現在の本能寺から西へ約1キロ離れた、油小路通と蛸薬師通の交差点付近にあります。現在は石碑と案内板が立つのみで、周囲はマンションや商業施設に囲まれています。しかし、その何気ない街角に立つと、ここで日本の歴史を大きく変える事件が起きたのかと、不思議な感慨に包まれます。本能寺と本能寺跡、両方を訪れることで、歴史の重層性をより深く感じることができました。

まとめ:夏の京都は歴史と涼を求める旅がおすすめ

今回の旅では、京阪快速特急「洛楽」の快適な移動から始まり、下鴨神社のみたらし祭で涼を取りながら無病息災を祈願し、祇園祭の余韻が残る四条周辺を散策、そして本能寺と本能寺跡で歴史ロマンに浸るという、盛りだくさんの一日を過ごしました。

夏の京都は暑さが厳しいイメージがありますが、みたらし祭の冷たい湧き水や、糺の森の木陰など、涼やかに過ごせるスポットも多くあります。また、山鉾巡行などのピークを外した日程で訪れることで、混雑を避けながらも祭りの雰囲気を楽しむことができます。歴史と自然、そして伝統行事が織りなす夏の京都。ぜひ皆さんも洛楽に乗って、自分だけの京都旅を見つけてみてくださいね。

コウノトリ&丹後リレー号で天橋立へ!さらに、丹後くろまつ号も堪能!雨でも大満喫した誕生日の鉄道旅【予約のコツも紹介】

こんにちは、mascotsです!今回は、私の誕生日を記念した特別な鉄道旅をお届けします。目指すは日本三景のひとつ・天橋立。あいにくの雨模様でしたが、観光列車をたっぷり楽しんだ、忘れられない一日になりました🚃


新大阪から特急「コウノトリ」で福知山へ

旅のスタートは新大阪駅。まず乗り込んだのは、特急「コウノトリ」です。

新大阪から福知山までを結ぶこの特急は、北近畿エリアへのアクセスに欠かせない存在。車窓に広がる景色がだんだんと都会から自然豊かな風景へと移り変わっていく様子を眺めながら、旅の気分が高まっていきます。

特急「コウノトリ」とは
JR西日本が運行する、新大阪・大阪〜福知山・豊岡・城崎温泉を結ぶ特急列車。北近畿エリアへの主要なアクセス手段です。


福知山で「丹後リレー3号」に乗り換え

福知山駅からは、京都丹後鉄道の「丹後リレー3号」に乗り換えて、いよいよ天橋立を目指します。

このとき乗車できたのが、なんと人気車両「丹後の海」!水戸岡鋭治氏デザインの、深い藍色(タンゴブルー)をまとった美しい車両です。木をふんだんに使った上品な車内は、まるで走る応接室のよう。ふと見上げると、mascotsたちが揃って天井を見つめて固まっています。「どうしたの?」とつられて視線を上げると——そこには、思わず見入ってしまう美しい天井のデザインが広がっていました。

木目を生かした上品な装飾と、丁寧に組み込まれた幾何学模様。普段は足元や窓の外ばかり見ていて気づきにくいですが、観光列車は天井まで作り込まれているんですね。mascotsたちの「上を見て!」という発見のおかげで、私も新たな魅力に気づくことができました。

雨で少し沈みがちだった気分が、この車両に乗った瞬間に一気に晴れやかになりました☂️✨

「丹後の海」とは
京都丹後鉄道の観光車両。落ち着いた藍色の外観と、木の温もりあふれる内装が特徴。特急「はしだて」やリレー号として運行されています。

雨の天橋立も風情たっぷり!リフトで6分間の空中散歩

天橋立に到着すると、あいにくの雨。でも、ここで諦めないのがmascotsたちです(笑)。

傘を差しながら、天橋立を見渡せるリフトに挑戦!約6分間の空中散歩は、雨の中でもスリル満点。眼下に広がる天橋立の松並木と、雨に煙る幻想的な景色に、mascotsたちは大興奮でした。晴れの日とはまた違う、しっとりとした美しさを味わえるのも、雨の日ならではの特権かもしれません🌧️

💡 旅のお役立ち情報:コインロッカーが便利!
天橋立には、スーツケースを預けられるコインロッカーがあります。利用には100円が必要ですが、返却時にちゃんと戻ってくるタイプなので実質無料。大きな荷物を預けて身軽に観光できるので、ぜひ活用してください。雨の日や坂道の多い観光地では、特にありがたみを実感しました😊


旅のハイライト!丹後くろまつ号「バル」の旅

そして今回の最大の目的——観光列車「丹後くろまつ号」への乗車です!

夕方から運行される「バル」プランに参加し、揺れる車内で味わう特別なお料理に舌鼓。シックで重厚感のある黒い車体、こだわりの詰まった上質な車内空間で過ごす時間は、まさに非日常そのものでした。

特に感心したのが、京都丹後鉄道の「1時間に1本」という運行本数を見事に活かした運航スタイル。ローカル線ならではのゆったりとしたダイヤを、逆に「特別な時間」へと昇華させている工夫に、思わず脱帽してしまいました。

丹後くろまつ号とは
京都丹後鉄道が運行するレストラン列車。「くろまつ」「あかまつ」「あおまつ」の3兄弟のうち、最上級にあたる完全予約制の車両。食事付きのプランで、地元の旬の食材を使った料理を楽しめます。


観光列車は「早めの予約」が成功のカギ

今回、くろまつ号でお料理をしっかり堪能できたのは、1ヶ月半前から予約していたおかげです。

人気の観光列車は、特に週末や食事付きプランだと早々に満席になってしまいます。「乗りたい」と思ったら、まず予約状況をチェックすることが何より大切だと改めて実感しました。

  • 食事付きプランは特に競争率が高い
  • 公式サイトで運行日・空席状況を早めに確認
  • 旅行の日程が決まったら、すぐに予約を

京都丹後鉄道 丹後くろまつ号の予約はこちら


まとめ|雨でも最高だった誕生日の鉄道旅

区間列車
新大阪 → 福知山特急「コウノトリ」
福知山 → 天橋立丹後リレー3号「丹後の海」
天橋立観光(リフト・コインロッカー活用)
天橋立発丹後くろまつ号「バル」

雨という予想外のスタートでしたが、美しい観光列車と天橋立の幻想的な風景、そして心のこもったお料理に出会えた、最高の誕生日旅となりました。

何より、「日本全国の観光列車を、これからも予約して乗っていきたい」と心から思える旅に。次はどの列車に乗ろうか——今からワクワクが止まりません🚃✨

雨の日の旅行をためらっている方も、ぜひ勇気を出して出かけてみてください。きっと、晴れの日とは違う特別な思い出が待っていますよ😊

八王子からかいじ&フジサン特急で富士山へ!吉田うどんと富士ビュー特急も満喫した旅

この記事でわかること

  • かいじ・フジサン特急を使った富士山エリアへのアクセス方法
  • フジサン特急のユニークな内装・ヘッドカバーの楽しみ方
  • 富士吉田名物・吉田うどんの特徴とおすすめポイント
  • 次に乗りたい富士ビュー特急の情報

新横浜→横浜線→八王子、東京都なのにすでに山梨気分!

旅のスタートは新横浜駅。横浜線に乗り換えて八王子駅へ向かいます。

東京都内にもかかわらず、八王子駅のキヨスクにはすでに信玄餅が並んでいます。しかも今回は特別な出会いが。信玄生誕500年を祝う信玄餅の特別巾着を発見!帰路で必ず買って帰ることを心に誓い、かいじ39号に乗り込みました。

特急かいじはJR東日本が運行する新宿〜甲府・松本間の特急列車。八王子にも停車し、大月まで約30分とアクセス抜群です。平日夕方は空席も多く、全席コンセント完備で仕事しながらの移動にも最適です。


平日夕方のかいじは快適なモバイルワーク環境

平日夕方のかいじは空席も目立ち、コンセントも完備。PCを広げて仕事をしながらでも快適に移動できます。出張帰りや仕事帰りの移動にも最適な列車です。

かいじ利用のポイント

  • 全席コンセント完備でPC作業も快適
  • 平日夕方は比較的空いている
  • 八王子から大月まで約30分と短時間
  • 自由席・指定席どちらも利用可能

大月駅でフジサン特急に乗り換え!富士急行線の世界へ

八王子からわずか30分で大月駅に到着。ここでフジサン特急5号に乗り換えます。

富士急行線のホームに入ると、明るいラッピングの電車が次々と発着。カラフルな車両が並ぶ光景は、富士山エリアに来たことを実感させてくれます。


フジサン特急の内装が楽しすぎる!個性豊かなヘッドカバーに注目

多数の富士山が描かれたフジサン特急。外装だけでなく内装も富士山づくしで、乗った瞬間からテンションが上がります。

特に見どころはヘッドカバーのバリエーション。座席ごとに異なる富士山のイラストが描かれており、思わず全部確認したくなります。

ユニークなヘッドカバーの例

  • クジラと富士山が組み合わさった「クジラ富士」
  • 若葉が生えている「エコフジ」
  • 鮮やかな「ムッシュフジ」

乗車中はヘッドカバー探しも楽しみのひとつです!

フジサン特急は富士急行が運行する大月〜河口湖間の特急列車。富士山をテーマにした遊び心あふれるデザインが特徴で、観光客に大人気の列車です。


富士吉田名物・吉田うどんを食べてみた

富士山エリアに来たら外せないのが吉田うどん。富士吉田市のご当地グルメです。

今回いただいたのはみそ仕立てのおうどんにちくわ天ぷらをトッピング。コシの強い麺と味噌ベースのスープが絶妙にマッチして、素朴ながら深い味わいでした。

お店の名前「源氏」に惹かれながら振り向くと、バックには美しい富士山の眺望が広がり、思わず目を奪われました。食事と絶景を楽しめる、富士吉田ならではの体験です。

吉田うどんは山梨県富士吉田市のご当地グルメ。コシが強くかため、味噌と醤油をブレンドしたスープが特徴です。一般的なうどんとは一味違う独特の食感をぜひ体験してみてください。


帰路は富士回遊で快適に帰宅

帰路は富士回遊を利用。待っている間にホームに入線してきたのが、光岡氏デザインの富士ビュー特急でした。

真っ赤な車体が美しい富士ビュー特急。そのスタイリッシュな外観に思わず目を奪われました。次回はぜひこの車両に乗ってみたいと思います!

富士ビュー特急は富士急行が運行する観光特急。自動車デザイナーの光岡章男氏がデザインした真紅の車体が特徴で、車窓から富士山の絶景を楽しめます。全席指定のため、乗車の際は事前予約がおすすめです。


帰りは八王子で信玄餅をゲット!

帰路の八王子駅では、朝に目をつけていた信玄生誕500年の特別巾着入り信玄餅をしっかりゲット。限定パッケージは旅の特別な思い出になりました。


アクセスまとめ|富士山エリアへの鉄道ルート

区間列車所要時間
新横浜 → 八王子横浜線約40分
八王子 → 大月特急かいじ約30分
大月 → 河口湖フジサン特急約50分
帰路富士回遊直通で便利

まとめ|富士山エリアは列車の楽しみ方も豊富!

スポット・列車見どころ
特急かいじコンセント完備・仕事しながら移動可能
フジサン特急個性豊かなヘッドカバー・富士山づくしの内装
吉田うどんみそ仕立て×ちくわ天×富士山の絶景
富士ビュー特急光岡氏デザインの真紅の車体・次回乗りたい!

富士山エリアは列車ごとに異なる楽しみ方があります。ぜひ複数の列車を乗り比べながら旅を楽しんでみてください!


ロイヤルエクスプレス乗車記|抽選に2度挑んでやっと乗れた、横浜→伊豆急下田の3時間20分

この記事でわかること

  • ロイヤルエクスプレスに乗るまでの道のり(抽選に落ちた話も含めて)
  • 食事付き乗車プランの実際の料金と内容
  • 車内で受けられるサービス(食事・生演奏・フリードリンク)
  • コロナ禍の運行で必要だった準備

「東海にも来る」というニュースを読んで

先日、ロイヤルエクスプレスが東海地方を走るというニュースを目にしました。

あのロイヤルブルーの車体が、東海でも見られる。読んだ瞬間に思い出したのが、かつて乗ったときのことでした。今回はその記録を書いておきます。

ロイヤルエクスプレスは東急電鉄が運行する豪華観光列車です。ロイヤルブルーの流麗な車体と上質なサービスが特徴で、伊豆・北海道など各地でツアー運行が行われています。通常の乗車券では乗れないツアー専用列車で、旅行商品として申し込む必要があります。

乗るまでが長かった。抽選に落ちて、もう一度挑みました

私たちが乗ったのは2022年1月21日(金)。ただ、そこにたどり着くまでが長い道のりでした。

最初に申し込んだのは2021年8月6日です。狙っていたのは10月22日の回。ところが——抽選に落ちました。

ツアー専用列車なので、申し込めば乗れるわけではありません。募集は17組、人気の回はあっという間に埋まります。

諦めきれず、10月18日にもう一度申し込みました。 今度は年明け1月の回です。そして、当選。 最初の申し込みから、実に半年近くが経っていました。

「乗るしかない」と思ってから実際に乗るまで、半年かかった列車です。これから狙う方は、一度落ちても再挑戦する前提で構えておくといいかもしれません。

出発前がドタバタでした。PCR検査という関門

当時はコロナ禍の運行でした。そのため出発直前にPCR検査を受ける必要があり、ここでかなり慌てました。

検査の予約、結果が出るまでの時間、そして万が一陽性だったらすべてが無駄になる——半年待った旅だけに、直前まで落ち着きませんでした。

いま振り返ると、この列車に乗るためだけに、これだけの手間をかけたという記憶そのものが、旅の一部になっています。

食事付き乗車プランの内容と料金

私たちが申し込んだのは、食事付き乗車プラン(片道乗車)でした。

プランの内容(当時) クラス:プラチナクラス(5号車・6号車・7号車) 区間:JR横浜 → 伊豆急下田 所要:約3時間20分 料金:1名様 39,000円 食事:コース料理(生演奏あり) 飲料:フリードリンク 定員:17組/中学生以上が対象

食事は洋食・和食・創作和食の3コースから選ぶ形で、私たちが選んだのは洋食コース(旬香亭監修)でした。

3時間20分の移動に39,000円。 数字だけ見れば高く感じますが、これは「移動」ではなく「食事と演奏付きの3時間」を買うものだと考えると納得できます。実際、下田に着いたときには「もう終わってしまった」という気持ちのほうが強かったです。

乗客識別バッジで、mascotsが大喜び

乗車すると、まず手渡されたのが乗客識別バッジでした。

これがmascotsには大ヒット。バッジをもらった瞬間から大はしゃぎで、大人しくするように言い聞かせてもまったく効果なし(笑)。

バッジひとつでここまで喜ぶとは、と驚きました。特別な列車ならではの演出が、乗る前から気分を高めてくれます。

車内に乗り込んでキャッキャと大騒ぎ

いざ乗車。ロイヤルブルーで統一された内装に包まれた瞬間、mascotsたちは「キャッキャ」と大興奮でした。

木を基調とした落ち着いた空間で、テーブルにはきちんとセッティングがされています。ツアー専用列車なので添乗員は同行せず、THE ROYAL EXPRESSのクルーの方が案内してくださいます。

ピアノとバイオリンの生演奏がありました

このプランの目玉のひとつが生演奏です。

ピアノとバイオリン、両方の生演奏を車内で聴くことができました。走行中の列車の中で、目の前で演奏される。これは他ではなかなか味わえない体験です。

食事をいただきながら、窓の外を流れる景色と、演奏の音。「移動時間」という言葉が当てはまらない3時間20分でした。

珍しい一枚。哀愁漂うmascotsの後ろ姿

そんな元気なmascotsにも、ふと哀愁漂う後ろ姿を見せる瞬間がありました。

車窓に広がる景色をじっと眺めるその姿は、いつもとは一味違う珍しいショット。こんな表情を引き出せるのも、特別な列車旅ならではだと感じました。

やっぱりmascotsはmascotsだった

哀愁もつかの間、旅の終わりにはやっぱりボール遊びで締めくくるmascotsたち。遊び足りない様子を全身で表現していました(笑)。

豪華列車の旅も、mascotsと一緒だとどこかほのぼのした雰囲気になります。

ロイヤルエクスプレスに乗りたい方へ

通常の乗車券では乗れません。 旅行会社のツアーパッケージに申し込む必要があります。

私たちの経験から言えることは3つです。

  • 募集組数が少ないので、抽選に落ちることがあります。 私たちは1度落ちました
  • 落ちても、次の回に再挑戦できます。 半年待つ覚悟があれば道はあります
  • 運行情報は不定期です。 公式サイトやSNSをこまめに確認しておく必要があります

コース内容や料金は運行時期によって変わります。申し込む前に、そのときの案内を必ず確認してください。

まとめ|3時間20分に39,000円を払う価値

項目内容
乗車日2022年1月21日(金)
区間JR横浜 → 伊豆急下田(約3時間20分)
クラスプラチナクラス(5・6・7号車)
料金1名 39,000円(食事付き乗車プラン)
食事洋食コース(旬香亭監修)
演奏ピアノ・バイオリンの生演奏
飲料フリードリンク
申し込み2021年8月6日に落選 → 10月18日に再申込で当選
当時の条件出発前にPCR検査

抽選に落ちて、もう一度申し込んで、PCR検査まで受けて、やっと乗れた3時間20分でした。

そして今、東海地方でも走るというニュースが届いています。もしまた機会があれば——今度は迷わず申し込むつもりです。

下今市駅でSLの迫力に圧倒された!SL大樹ふたら×スペーシアX、東武日光線を満喫

前日は特急リバティけごんで東武日光へ向かい、日光東照宮を参拝しました。旅の2日目となるこの日は、SLと転車台が主役です。結果として、転車台を2回、しかも別々の駅で見ることになりました。

舌を噛みそうな駅名「下今市駅」に隠された鉄道の聖地

「しもいまいち」…慣れないと少し舌を噛みそうな駅名ですが(笑)、ここは鉄道ファンなら立ち寄る価値のあるスポットです。

下今市駅にはSLの整備車庫と転車台があり、SLが車庫から出てくる瞬間や、方向転換する様子を間近で見ることができます。

転車台とはSLの向きを180度転換するための設備。下今市駅の転車台は実際に稼働しており、SLが方向転換する様子を目の前で見られる貴重なスポットです。

この日はまず午前中に東武日光から下今市へ移動し、SL大樹の転車シーンを見に行きました。このあと乗車する「SL大樹ふたら」とは別の列車です。同じSLでも走る区間が違うので、下今市では2種類のSLに出会えることになります。

mascotsたちを固まらせたのは、転車台ではなく汽笛でした

ゆっくりと向きを変えていくSLの姿は、それだけでも迫力があります。しかしmascotsたちを一番驚かせたのは転車台ではなく、突然鳴り響いた汽笛でした。

「ボォォォン!」という地響きのような音に、全員その場で固まること数秒。本物のSLの迫力は、写真や動画では伝わらないと実感した瞬間でした。

鉄道好きはもちろん、SLを初めて見る人にこそ体験してほしい場所です。音は、その場に行かないと持ち帰れません。

東武日光へ戻り、SL大樹ふたらに乗車

転車シーンを見届けたあと、いったん東武日光駅へ戻ります。ここからが本番、SL大樹ふたらへの乗車です。

東武日光13:03発、鬼怒川温泉14:06着。 1時間ほどの道のりです。

SL大樹ふたらの座席指定券は? 今回は大人1名1,080円でした(2024年10月時点)。特急券ではなく座席指定券で、これとは別に乗車券が必要です。全席指定なので、乗るなら事前予約が確実です。週末や連休は早めに売り切れることがあります。

走り出すと、窓の外を煙と蒸気が流れていきます。新幹線や特急の車窓とは、流れる速度も音もまったく違います。速く移動することが目的ではない乗り物に乗っている、という感覚がありました。

鬼怒川温泉で、今度は「乗ってきた列車」が回りました

鬼怒川温泉駅にも転車台があります。そしてここで見られるのは、たった今まで自分たちが乗っていたSL大樹ふたらの転車シーンです。

朝、下今市で見たときは「知らないSLが回っている」という眺めでした。それが夕方には「さっきまで乗っていた列車が、目の前で向きを変えている」に変わります。同じ転車台の光景でも、乗ったあとでは見え方がまるで違いました。

下今市と鬼怒川温泉、両方で転車台が見られるのが東武日光線の面白いところです。時間が許すなら、ぜひ両方どうぞ。

帰路はスペーシアXで浅草へ

鬼怒川温泉から先は、スペーシアXに乗り換えて帰路につきます。

鬼怒川温泉15:21発、浅草17:35着。 2時間14分の道のりです。座席は3号車でした。

スペーシアXの特急料金は? 鬼怒川温泉〜浅草で、大人1名1,940円でした(2024年10月時点)。特急料金なので、別に乗車券が必要です。

スペーシアXは2023年にデビューした東武鉄道の最新フラッグシップ特急です。コックピットラウンジやコンパートメントなど個性的な座席が揃っていて、乗ること自体が旅の目的になる列車として人気があります。

車内にはカフェカウンター「GOEN CAFE」があり、スペーシアX限定のドリンクやお菓子を購入できます。走行中の車内でいただくカフェタイムは格別で、mascotsたちもすっかりご機嫌な様子でした。人気メニューは売り切れることがあるので、早めに向かうのがおすすめです。

朝はSLの汽笛に固まり、夕方は最新特急でコーヒーを飲んでいる。 同じ路線で、100年近い技術の差を1日で味わえるのが東武日光線の贅沢なところだと思います。

まとめ|下今市・鬼怒川温泉は転車台を2回楽しめる

スポット・列車見どころ実費(2024年10月・大人1名)
下今市駅SL整備車庫・転車台。SL大樹の転車シーン
SL大樹ふたら72号東武日光13:03→鬼怒川温泉14:06座席指定券 1,080円
鬼怒川温泉駅乗ってきたSL大樹ふたらの転車シーン
スペーシアX8号鬼怒川温泉15:21→浅草17:35特急料金 1,940円

SLも、最新特急も、転車台も。一度の旅でこれだけ楽しめる路線はそうありません。日光・鬼怒川温泉へお出かけの際は、ぜひ途中下車してみてください。

なお、この旅の1日目は別記事にまとめています。特急リバティけごんで東武日光へ向かい、日光東照宮を参拝した一日です。

→ リバティけごんで東武日光へ!日光東照宮を満喫した旅

リバティけごんで東武日光へ!日光東照宮を満喫した旅

リバティけごんで一路、東武日光駅へ

今回の旅のスタートは特急リバティけごんリバティけごんは東武鉄道が運行する特急列車。北千住09:43発、東武日光11:22着。約1時間40分の道のりです。始発の浅草駅からリバティ会津号とリバティけごん号はつながって走ります。そして、日光線下今市駅にて、前3両のリバティ会津号と後ろ3両のリバティけごん号は切り離しされます。この切り離し作業も鉄道好きには見逃せないスポットです。但し、前3両のリバティ会津号は、切り離し後すぐに出発になるため、乗り遅れることがないように注意してくださいね。後ろ3両のリバティけごん号は、会津号が出てからなので、2~3分程度の余裕はあります。

快適な車内、リバティは各座席にコンセントがありますが、肘掛けのリクライニングボタンの隣という気づきにくい位置にあります。私たちは最後まで気づかず、スマホの残量を気にしながら乗っていました。乗ったらまず肘掛けを確認してみてください。特急ではありながらゆったりと東武日光駅に到着となります。

ちなみに日光には駅が2つあります。東武日光駅JR日光駅。写真の風情ある駅舎はJR日光駅の方です。どちらも趣があって、駅舎を見るだけでも旅気分が上がります!

東武特急のチケットについて

スペーシアX、けごん・きぬ、リバティけごん・リバティきぬ・リバティ会津、
リバティりょうもう、りょうもう、スカイツリーライナーと一口に特急といっても様々。正直マスコットたちもリバティりょうもうとリバティけごん、スペーシアXのどれにするかで相当悩みました。 

乗車券+特急券が必要ですが、どれに乗るかによって金額が大きく変わります。予約するときには東武鉄道のホームページでどの特急に乗るのか、先に決めておくとスムーズですし、1か月前からの予約で選択は可能でしたね。

リバティけごんの特急料
今回は北千住〜東武日光で、大人1名1,650円でした(2024年10月時点)。特急料金なので、別に乗車券が必要です。

東武日光駅でスペーシアXがお出迎え!

東武日光駅に降り立つと、そこにはスペーシアXが停車中!思わず並んで記念撮影しました📷

そしてこっそり車内も覗いてみると…これが素晴らしい内装で、早く乗りたくて仕方なくなりました。翌日の帰路にスペーシアXを予約しているので、ここはぐっと我慢。気持ちを切り替えて日光東照宮へ向かいます。

スペーシアXは2023年にデビューした東武鉄道の新型特急。コックピットラウンジやボックスシートなど多彩な座席タイプが人気で、予約が取りにくい人気列車です。

大きな荷物はホテルに預けて身軽に観光

日光東照宮に大きな荷物を持って行くのは大変…ということで、宿泊ホテルの系列施設がJR日光駅前にあったので、先に荷物を預けることに。

これが大正解でした!身軽になってからJR日光駅前のバスに乗り込み、日光東照宮へ向かいます。

日光東照宮へのアクセス:JR日光駅・東武日光駅どちらからも路線バスが出ています。本数が多く便利なのは東武日光駅前からのバスです。乗車時間は約10分。観光地のためほとんど待たずにバスがきます。

日光東照宮を参拝

荷物なしで身軽に参拝できた日光東照宮。チケット売り場も長蛇の列です。あらかじめネットでの事前購入も可能なため、次回は事前購入にしようと思いました。チケットは大きく分けて2種類。東照宮単独か、宝物館セットか。詳しくは日光東照宮のホームページをご覧ください。 https://toshogu.jp/pages/25/ 

単独拝観券*:大人・高校生 1,600円、小・中学生 550円(陽明門や眠り猫が見学できます)

宝物館セット券*:大人・高校生 2,400円(東照宮拝観と宝物館の入館がセットです)

*2026年7月時点

歴史ある建造物と豊かな自然に囲まれた境内は、何度訪れても見ごたえがあります。

荘厳な彫刻や極彩色の建物に圧倒される日光東照宮ですが、mascotsたちの目を一番輝かせたのは国宝の眠り猫でした。徳川家康を祀る神社の中で最も有名な装飾彫刻のひとつで、小さいながらも存在感は抜群。「いたーー!本物だ!」と大はしゃぎするmascotsたちの姿に、思わず笑ってしまいました。歴史の重みを感じる空間の中で、愛らしい眠り猫がmascotsの心をしっかりつかんでいました。「見ざる」「言わざる」「聞かざる」で有名な三猿もいたのですが、素通りしてしまいました。それほどまでに見るものが多くてあっという間に時間が過ぎていきました。

日光東照宮の見どころは眠り猫だけではありません。陽明門は「日暮の門」とも呼ばれ、見ていると日が暮れるのを忘れるほど美しいと言われています。金と極彩色で彩られた細部の彫刻は圧巻で、何百年もの時を経た今もその輝きを失いません。

また、奥社への参道に並ぶ杉並木は樹齢400年を超えるものも多く、神聖な雰囲気が漂います。日光東照宮は見どころが多いため、じっくり参拝するなら2〜3時間は見ておくとよいでしょう。

参拝後は再びバスで東武日光駅へ戻り、夕飯のお弁当を調達してお宿へ向かいました。

日光観光のモデルコース(1日目)

時間行動
午前リバティけごんで東武日光駅着
午前JR日光駅前のホテルに荷物を預ける
午前〜昼バスで日光東照宮へ・参拝
夕方東武日光駅でお弁当を購入
夕方ホテルへチェックイン

いよいよ、翌日にはスペーシアXに乗車です。今回の旅の続きは、大樹ふたらとスペーシアXを満喫!もご一読ください。

台風直撃でも負けない!グランクラス×特急ひだの贅沢夏旅が、まさかのお得旅に大変身

2024年8月15日。本来なら、この日は東京にいるはずでした。

前日に金沢で開いた緊急会議の結果、台風の関東上陸を避けて西へ逃げることになった、その翌日の話です。

→ 1日目の記事:しらさぎ・つるぎで名古屋から金沢へ

台風襲来で緊急会議!だったら贅沢な旅にしてしまおう

予定を変更せざるを得ない状況に、マスコットたちも含めて緊急会議を開催しました。

「どうせ変更するなら、贅沢な旅にしてしまおう!」

そう決断した瞬間から、旅のテンションが一気に上がりました。台風も悪いことばかりじゃない、と思えた瞬間です(笑)。

初めてのグランクラス。ただし22分、しかも「飲料軽食なし」

緊急会議の結論その①はグランクラスの予約でした。新幹線のグリーン車よりさらに上の、最上級クラスです。

意気込んで予約したのですが、実際に乗ってみると、想像とはだいぶ違いました。

今回の乗車データ 北陸新幹線はくたか560号 金沢10:58 → 富山11:20(22分) 座席:12号車 5番B席・5番C席 グランクラス(飲料軽食なし) ※2024年8月時点

まず、22分です。 席に落ち着いて、シートの座り心地を確かめて、写真を撮っていたら、もう富山でした。

そして予約時の表示にあったとおり、この列車のグランクラスは「飲料軽食なし」。アテンダントの乗務もなく、ドリンクもスイーツも一切ありません。座席だけのグランクラスです。

シート自体は確かに別格でした。革張りの電動リクライニングは深く倒れ、座席の間隔も広く、車内は驚くほど静かです。乗客も数えるほどしかいませんでした。

ただ、よく紹介されている「アテンダントのサービス」「ドリンクにデザート」といった部分は、このときは何ひとつ体験できていません。

グランクラスを予約するときの注意 グランクラスには「飲料・軽食あり」と「シートのみ(飲料軽食なし)」の設定があり、列車によって異なります。 私たちが乗ったはくたか560号は「飲料軽食なし」でした。 予約画面には設備の表示が出るので、サービス込みを期待している場合は、そこを必ず確認してください。 同じ「グランクラス」でも中身が変わります。

正直に言えば、少し拍子抜けしました。ただ、このときの心残りが翌年きちんと回収されることになります(後述)。

さらに特急ひだもグリーン車を予約!二段構えの贅沢旅

緊急会議の結論その②は特急ひだのグリーン車の予約です。富山から高山を経て名古屋方面へ向かう特急で、こちらも乗客がほとんどいない状況でゆったり過ごせました。

車窓に広がる夏の岐阜の景色を眺めながら、しっとりとした移動時間。台風への不安がどこかへ消えていくようでした。

特急ひだはJR東海が運行する名古屋〜飛騨高山・富山を結ぶ特急列車です。

まさかの岐阜駅で運転見合わせ!名鉄で名古屋へ

ところが岐阜駅に差し掛かったところで、特急ひだが停止しました。台風の影響で運転見合わせです。

名古屋駅まであと少しというところで足止め。やむなく岐阜駅から名鉄に乗り換えて名古屋駅へ向かうことになりました。

思わぬ名鉄乗車という、ボーナスステージが追加されました(笑)。

名鉄(名古屋鉄道)は愛知・岐阜を結ぶ私鉄です。名鉄岐阜駅から名鉄名古屋駅までは特急で約30分。JRが止まったときの代替ルートとして覚えておくと役に立ちます。

思わぬ展開!グリーン車代金が返金されてきた

「岐阜駅までとはいえ、グリーン車を満喫できたし仕方ないか」と思っていたところ——

なんと名古屋駅まで到達できなかったため、グリーン車の特急料金が返金されてきました。

贅沢三昧のつもりが、まさかのお得旅に大変身。台風のハプニングが、結果的に嬉しいサプライズになりました。

台風時の鉄道旅で覚えておきたいこと

払い戻しのルール 特急・新幹線は、運転見合わせや目的地まで到達できなかった場合に、特急料金・グリーン料金が払い戻されます。慌てずに駅窓口へ相談してください。 今回も、こちらから何か手続きをしたわけではなく、あとから返金されてきました。

振替輸送を活用する 運転見合わせのときは、他の路線へ振替乗車できることがあります。今回の名鉄への乗り換えもその一例です。並行する私鉄がある区間では、選択肢を知っておくと動けます。

そもそも、進路から逃げる判断も選択肢 前日に金沢で「東京行きをやめる」と決めたのが、結果的に一番効きました。台風が来る方向へ進むより、離れる方向へ予定を組み替えるほうが確実です。

まとめ|ハプニングも笑いに変える夏旅

乗車内容
はくたか560号 グランクラス金沢10:58→富山11:20(22分・飲料軽食なし)
特急ひだ グリーン車富山・高山 → 岐阜で運転見合わせ
名鉄岐阜 → 名古屋(まさかのボーナス乗車)

結果:グリーン車代金が返金されてお得旅に。

台風でのハプニングが、結果的に忘れられない夏旅になりました。予定変更も旅の醍醐味です。


その後の話

このとき「22分・飲料軽食なし」で終わったグランクラスには、翌2025年の夏、盛岡から東京まで2時間15分、今度はフルサービスで乗ることができました

おしぼりから始まり、スパークリングワイン、青森りんごとナッツ、パウンドケーキ——このときに体験できなかったものが、すべて揃っていました。1年越しの宿題を片付けた形です。

→ 東北夏たび2025③|盛岡からはやぶさグランクラスで帰る、2時間15分の贅沢

しらさぎ・つるぎで名古屋から金沢へ|台風で東京行きを断念した夏旅1日目

2024年8月14日、夏休みの旅は早朝の名古屋駅から始まりました。この日は金沢を目指すだけの、のんびりした1日目——のはずでした。ところが夜になって、台風が旅の計画をひっくり返します。

早朝の名古屋駅から しらさぎ1号の意外な事実

最初に乗り込んだのは、名古屋7時51分発の特急しらさぎ1号です。

「1号ということは、この日の始発列車だろう」と思っていたのですが、調べてみると違いました。この車両は「ホームライナー」として、すでに一走りしてきたあとだったのです。

つまり「1号」は、その車両がその日いちばん最初に走ることを意味しません。きれいに整備されたしらさぎ1号に乗り込み、琵琶湖の横を快走しながら敦賀を目指します。

1日目の乗車データ 特急しらさぎ1号 名古屋7:51 → 敦賀9:27(4号車 1番A席・1番B席) <敦賀で乗り換え19分> 北陸新幹線つるぎ8号 敦賀9:46 → 金沢10:43(7号車 9番D席・9番E席) おとな2名 18,960円 = 1名9,480円(料金券4,970円+乗車券4,510円) ※2024年8月時点

米原駅で、座席を自分たちでひっくり返す

道中の米原駅で、ちょっとした作業が発生しました。

ここで進行方向が変わるため、座席を自分たちで回転させる必要があるのです。新快速などでは見慣れた光景ですが、特急列車でこれをやる機会は今やそう多くありません。

Mascotsたちも初めての体験に大興奮でした。座席を回し終えて座り直すと、さっきまで後ろへ流れていた景色が、前から迫ってくるようになります。同じ列車なのに、ここから先は別の乗り物に乗っているような感覚でした。

敦賀でつるぎ8号に乗り換え、金沢へ

敦賀での乗り換え時間は19分。慌ただしくもなく、余裕をもって移動できる長さでした。

つるぎは北陸新幹線の敦賀〜富山間を結ぶ列車で、2024年3月の北陸新幹線延伸開業にともなって設定されました。私たちが乗ったのは、その開業の年の夏です。金沢着は10時43分。名古屋を出てから約3時間の道のりでした。

金沢を満喫|金箔貼り体験・しおぱん・金沢城

金箔貼り体験(ひがし茶屋街・さくだ)

金沢といえば金箔です。13時から、東山の「金箔工芸さくだ」で金箔貼り体験を予約していました。

職人さんの指導のもと、実際に金箔を貼っていきます。息を吹きかけただけで飛んでいってしまうほど薄いので、作業中は自然と呼吸まで浅くなりました。集中力を使いますが、完成したときの達成感はひとしおです。

兼六園は……暑さで断念しました

正直に書きます。兼六園にも行く予定でした。

ところが、8月の金沢の暑さが想像を超えていました。日陰のない道を歩く気力が続かず、あっさり挫折。日本三名園を目の前にして引き返すことになりました。

代わりに向かったのがひがし茶屋街です。金箔体験をした東山エリアと同じ方向なので、そのまま歩いて回れました。

そして金澤プリンのお店で地ビール。冷えた一杯が、この日いちばん効きました。予定通りにいかなかったぶん、こちらのほうが記憶に残っています。

真夏に金沢を歩く方は、屋内の予定を多めに組んでおくことをおすすめします。

しおぱん(金沢ジャーマンベーカリー 百番街店)

金沢駅の百番街リント内にある「金沢ジャーマンベーカリー 百番街店」で出会ったしおぱん。シンプルなのに塩加減が絶妙で、思わずお土産にも買って帰りました。駅ナカなので、帰りがけに立ち寄れるのも便利です。

金沢城

夏の青空の下、石垣と白壁のコントラストが見事でした。金箔体験・グルメ・歴史スポットが徒歩圏内に集まっているのが金沢の強みです。

台風接近で緊急会議|東京行きを断念しました

ところが夜になって、台風が関東に上陸しそうだという情報が飛び込んできました。

本来なら翌日は、東京へ向かう予定でした。 目的は東京ビッグサイトの鉄道イベント。それを楽しみに組んだ行程です。

金沢のホテルで緊急会議です。台風の進路と時間帯、鉄道の運休情報を突き合わせ、話し合った結果——

「東京は諦めよう。富山で魚を食べて、飛騨牛を食べて、高山から名古屋へ戻ろう」

東へ向かうのをやめて、西へ逃げるという判断でした。楽しみにしていたイベントを手放すのは残念でしたが、関東で立ち往生するよりはずっといい。ピンチをチャンスに変える、Mascotsたちらしい前向きな決断です(笑)。

変更後のルート 金沢 →(北陸新幹線はくたか560号)→ 富山 →(特急ひだ)→ 高山 → 名古屋

この決断が翌日どうなったかは、台風の日の記事に書いています。結論だけ先に言うと、はくたかで初めてグランクラスに乗ることになり、そして岐阜で列車が止まりました

まとめ|1日目に乗った列車

列車区間・時刻1名(乗車券込み)
特急しらさぎ1号名古屋7:51 → 敦賀9:279,480円(つるぎ8号と通し)
北陸新幹線つるぎ8号敦賀9:46 → 金沢10:43同上

1日目は移動と観光だけの、穏やかな一日でした。旅は計画通りにいかないこともありますが、計画を捨てたからこそ出会えたものがあったのも事実です。兼六園を諦めた先に、ひがし茶屋街と地ビールがありました。

翌日の台風旅の顛末は、こちらをご覧ください。

→ 台風直撃でも負けない!グランクラス×特急ひだの贅沢夏旅が、まさかのお得旅に大変身


その後の話

このとき諦めた東京の鉄道イベントには、翌2025年の夏にリベンジしています。 そしてその足で東北へ向かい、今度はグランクラスに2時間以上乗ることになりました。1年越しで宿題を片付けた形です。

→ 2025鉄道コンベンションに行ってみた|テーマは「貨物列車」!

サンダーバードで大阪から京都へ!京都鉄道博物館を満喫した連休の過ごし方

大阪から京都、あえてサンダーバードで行く理由

大阪から京都へは在来線でも1時間かからずに行けます。でも今回はあえて特急サンダーバードを選択!

マスコットたちが「これに乗りたい!」と言い張るもので(笑)。敦賀行きの特急に乗って京都で降りるなんて、と思いきや…同じ楽しみ方をしている外国人観光客の方も意外と多く、サンダーバードの人気を実感しました。

特急サンダーバードはJR西日本が運行する大阪〜敦賀間の特急列車。2024年の北陸新幹線延伸後も引き続き人気の列車です。大阪〜京都間は約15分とあっという間!

サンダーバードで感じた特急旅の醍醐味

新快速でも行ける京都をあえて特急サンダーバードで移動する——それだけでいつもと違う特別感が生まれます。グリーン車の落ち着いた雰囲気の中、コーヒーを片手に車窓を眺めていると、わずか15分の乗車時間がもったいなく感じるほど。

連休中のサンダーバードは自由席も早々に埋まるほどの人気ぶり。指定席・グリーン車は早めの予約が安心です。「えきねっと」や「e5489」でお得な早割チケットが販売されることもあるので、旅の計画が決まったら早めにチェックしてみてください。

あっという間に京都到着!京都鉄道博物館へ

サンダーバードに乗ったと思ったら、もう京都駅に到着(笑)。そのまま京都鉄道博物館へ向かいました。

京都駅から徒歩約20分、または路線バスでアクセスできます。

館内の展示を満喫!見どころ盛りだくさん

館内にはさまざまな展示が充実しており、鉄道ファンはもちろん、鉄道に詳しくない方でも十分楽しめる内容です。

京都鉄道博物館の主な見どころ

  • 実物車両の展示(SL・新幹線・在来線など53両)
  • 運転シミュレーター体験
  • SLスチーム号の乗車体験
  • 鉄道ジオラマの実演

特に連休中は混雑するため、事前に入館チケットを購入しておくのがおすすめです。

mascotsたちのお気に入りはSLスチーム号!

館内をひとしきり楽しんだmascotsたちが一番テンションが上がったのは、実際に蒸気機関車に引かれて走るSLスチーム号の乗車体験でした。短い距離ながらも本物のSLが引く客車に乗れるという体験は、大人も子どもも関係なく夢中になれます。

乗車には別途整理券が必要なので、入館したら真っ先に整理券を確保しに行くことをおすすめします。また、屋外に広がる扇形車庫では、実際に現役で使われていた車両たちが並ぶ壮観な景色が楽しめます。鉄道ファンなら思わず足がとまり、好きなSLに見入ってしまうかもしれません。

基本情報 開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで) 休館日:水曜日(祝日の場合は翌日) 入館料:大人1,500円・大学生・高校生1,300円・中学生・小学生500円・幼児(3歳以上)200円

最後はお土産のバームクーヘンで締めくくり

鉄道博物館を満喫した後は、ミュージアムショップでお土産を購入。選んだのは鉄道博物館オリジナルのバームクーヘン

鉄道モチーフのかわいいパッケージで、食べるのがもったいないくらいの仕上がり。でもしっかり美味しくいただきました(笑)。

鉄道グッズだけでなく、こういったスイーツ系のお土産も充実しているのが京都鉄道博物館の魅力のひとつです。

連休の日帰り旅にぴったりなモデルコース

時間行動
午前大阪駅からサンダーバードで京都へ(約15分)
午前〜午後京都鉄道博物館を満喫(所要時間2〜3時間)
午後ミュージアムショップでお土産購入
夕方京都駅周辺で夕食→大阪へ帰宅

まとめ|あえてサンダーバードで京都へ!それが鉄道旅の醍醐味

項目内容
移動手段特急サンダーバード(大阪〜京都約15分)
目的地京都鉄道博物館
おすすめポイント連休の日帰り旅に最適!
お土産オリジナルバームクーヘンが絶品

在来線でも行ける京都をあえて特急で行く。それが鉄道旅の楽しみ方です。連休の計画にぜひ取り入れてみてください!

高徳線・特急うずしおで大塚国際美術館へ!四国旅行で知っておきたい時刻表の罠と絶景スポット


この記事でわかること

・特急うずしおの乗り方とアクセス方法

・大塚国際美術館の見どころと楽しみ方

・池谷駅乗り換えの注意点

・四国旅行の時刻表確認が必須な理由

高徳線に初乗り!特急「うずしお」を選んだ理由

高松と徳島を結ぶ高徳線。気動車が走るこの路線に、今回初めて乗ることにしました。選んだのは特急「うずしお」です。

高松駅で帰路を確認したところ、係員の方から丁寧に教えていただきました。1時間に1本という運行本数だったことを考えると、事前に確認しておいて本当によかったと、後になってつくづく感じることになります。

特急うずしおはJR四国が運行する高松〜徳島間の特急列車。気動車(ディーゼル車)が走る路線で本数が少ないため、事前の時刻確認が必須です。乗り遅れると次の列車まで1時間待ちになることも。

目的地は大塚国際美術館|鳴門駅からバスで20分

目的地は鳴門駅からバスで約20分の場所にある大塚国際美術館

「レプリカでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんが、ここは本当に特別な美術館です。世界各国の名画のレプリカを一堂に集めており、例えばこんな体験ができます。

  • ゴッホの7つのひまわりを一度に鑑賞できる
  • 最後の晩餐の修復前と修復後が同じ部屋に並んでいる
  • ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の天井画を実物大で体感できる

実は学生時代に一度訪れており、ここで見たミケランジェロの天井画がきっかけで、後にイタリア・ローマで本物を見たときの感動がさらに増した経験があります。本物を見る前の予習の場として、これ以上ない美術館だと思います。

大塚国際美術館は徳島県鳴門市にある世界最大級の陶板名画美術館。システィーナ礼拝堂をはじめ世界26カ国・190余の美術館が所蔵する西洋名画約1,000点を陶板で原寸大に再現しています。入館料は大人3,300円。所要時間は最低でも3〜4時間を確保するのがおすすめです。

鳴門駅の足湯で疲れを癒す

美術館をたっぷり堪能した後は、鳴門駅前の足湯でひと休み。歩き疲れた足をじっくり温めて、帰路への英気を養いました。

無料で利用できるので、鳴門駅に立ち寄った際はぜひ活用してみてください。美術館の後の疲れた足に、温かいお湯が染み渡ります。

池谷駅の乗り換えは要注意!雨の中20分待ちの洗礼

帰路で痛感したのが乗換駅「池谷(いけのたに)駅」での待ち時間問題。

雨が降りしきる中、高松駅行きの特急うずしおを約20分待つことに。四国の路線は本数が少ないため、乗り換えのタイミングを外すと長時間の待機が発生します。

池谷駅での乗り換えは要注意! 高徳線と鳴門線の分岐駅ですが、待合スペースが限られています。雨の日は特に注意が必要です。事前に時刻表をしっかり確認しておきましょう。

四国旅行で時刻表の事前確認が必須な理由

自由席で席を確保できたものの、高松駅に戻ったのは18時30分過ぎ

四国の鉄道は本州と比べて本数が少なく、乗り遅れると次の列車まで長時間待つことになります。後の予定がある場合は、綿密な時刻表確認が欠かせません。

四国旅行の計画ポイント

  • 乗り換え駅の待ち時間を事前に確認する
  • 最終の特急時刻を必ずチェックする
  • 余裕を持ったスケジュールを組む
  • 雨の日の待ち時間対策を考えておく

高松駅の鬼の石像(庵治石)にMascotsが挑む!

高松駅に戻ると、駅前にある鬼の石像(庵治石製)にMascotsが大興奮。「写真を撮って!」とせがんでよじ登ったものの、今度は降りられなくなるというおちゃめな一幕も(笑)。

一方、鳴門駅前ではうずひめちゃんの足元でおとなしく記念撮影。さすがに鬼が怖かったのでしょうか(笑)。Mascotsの表情の違いが旅の記録として最高の一枚になりました。

庵治石(あじいし)は香川県産の高級御影石。きめが細かく美しい光沢が特徴で、「花崗岩のダイヤモンド」とも呼ばれる日本を代表する銘石です。


まとめ|大塚国際美術館は四国旅行の必訪スポット

項目内容
アクセス高松駅→特急うずしお→鳴門駅→バス約20分
注意点池谷駅の乗り換え・1時間1本の運行本数
足湯鳴門駅前(無料)
入館料大人3,300円
所要時間最低3〜4時間
おすすめ旅の前日に時刻表を必ず確認!

大塚国際美術館は一日では見きれないほどの充実した内容です。ゆっくり楽しむなら鳴門か徳島に宿泊して2日かけて訪問するのがおすすめです!